(在日難民との共生ネットワーク)
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● 2/12「西日本入管一斉面会」報告
2009年2月12日 at 西日本入管センター → 阪急京都線茨木市駅前

  申し入れ  呼びかけ

  当日街頭情宣配布ビラ(pdf)

  参考資料
    西日本入管 歯痛治療巡り騒動 数十人もみあう (08/04/05朝日新聞)
    収容男性に誤投薬 便秘に頭のかゆみ止め 西日本入管 (08/08/22朝日新聞)
    元被収容者が収容中に書いた、入管への抗議の手紙 (2008年3月)
    入管職員による投薬ミスの実態 (2008年8月)





2月12日に、入管における問題に対する具体的改善と市民への問題の普及を目的として、「入管問題かんさい支援ネットワーク」が一斉面会を行いました。
いつものように、西日本入管にて面会と申し入れ、その後阪急茨木市駅にて街頭情宣を行いました。

今回の参加者は約30名でした。今回はかんさいネットの構成団体に加え、一般の参加者が多かったのが特徴です。今後の支援につなげていくようにしたいです。
以下、申し入れを中心に詳細を報告します。

☆申し入れ(文書はこちら

各団体代表者が入管に対し、
  1. 収容すべきでない人の仮放免(名前を挙げて5人)
  2. 処遇環境の改善(医療、食事、生活必需品の配給)
  3. 面会方式を昨年に戻すこと (面会方式については「申し入れ」の「三」を参照してください)
の三点を申し入れました。
入管側は前回と同じく企画管理執行部門の統括、総務課長、また途中から経理担当の方が対応しました。

(1) については回答がその場で表れるという性質のものではないのでとりあえず申し入れたのみです。
一年以上、あるいは一年近く収容されている難民申請者や、支えるべき子供と配偶者が日本にいる人などですが、早く仮放免が実現することが望まれます。
また、これまで入管側は一貫して「一斉面会で申し入れたから仮放免するという話ではない」という立場でしたが、今回は前回一斉面会で仮放免要求を求めた人からも多く仮放免が許可されたことに触れそれは入管の支援者の要求に対する解答と捉えて良いといった旨のことを述べました。
仮放免の必要性について、地道に面会を続けてきた支援者の主張をある程度認めている事を始めて認めたという事で、大きな前進だと言えます。

(2) 今回は処遇問題全般について申し入れをしました。

  医療

以前から再三抗議し続け、前回一斉面会で重点的に申し入れした医療については、改善のためどのような具体的対策を講じているかの解答を求めました。
相次いだ投薬ミスについては、新たに薬剤師を入れた事、処方箋の開示については実現されていないが実現のため動いている事が解答としてありました。
医療問題については基本的に支援者の主張を認めている様子でした。
支援者からは、近年頻発した投薬ミスについては死者が出なかっただけまだマシだが、一歩間違えば被収容者の命を奪い、入管の重大な責任問題にもなる。なのに対応があまりに遅いし、危機意識が希薄だ、とも話しました。

  食事

食事については、量が足りない、栄養に偏りがある、とにかくまずい、常に冷たい等、質の悪さが問題になっていました。
さらに、栄養の偏りが、被収容者が体調を崩す原因と懸念されていました(入管が請負業者に支払う額は変わらないはずなのに質が徐々に低下しており、被収容者が受け入れるしかないという状況につけこみ業者がコスト削減のため私意的に食事の質を下げていると推測されていたので)。
そこで入管側が業者へ改善するよう指導をすることを求めました。
入管側の回答は、「何度も業者とは話をしている。解決策として業者については選定基準を厳しくし、来年度は違う会社が請け負うことになった、ただそれで状況が改善されるかはまだ分からない。」とのことでした。

  生活必需品

生活必需品について、被収容者は入管内にて自分で購入するしかないのですが、価格が市場価格とかけはなれて高く、ただでさえお金の無い、特に日本に身寄りの無い難民申請者などにとっては大きな問題となっていました。
そのため、見かねた日本人配偶者等他の非収容者が身内に差し入れてもらったものを困っている人におすそ分けしたり、 帰国を決めた人が使わなくなったものをあげたりして何とか事足りているという状況でした。

入管は、その問題に対し認識はしているが、改善のためまだ具体的改善のため工夫しているとは言えない、という様子でした。
しかし、これまで給食業者に入管がお願いして日用品の提供も請け負わせていたのを、今後は業務を分離し入札制にする事を検討するとの事でした。 「すぐにとは行かないだろうが、検討するので様子を見てくれ」とのことでした。

  衛生

衛生環境の保持について、毛布に前に使用した人の髪の毛がついていたり、部屋の消毒が行われなかったりと、入管側が処遇細則に規定された通りのことを行っていないのではないか、という疑いがありました。
これに対し入管側は、「きちんと規定どおり行っている。毛髪などは業者側も落としきれなかったのかもしれない。被収容者の記憶違いと言うことも考えられる」とのこと。
この問題については、これまでの聞き取りも十分とも言えないので、今後聞き取りを進めて現状をもう少し厳密に把握する必要がありそうです。


(3) これについては、「原則を守るためにも、面会方式を昨年に戻すことはできない。こちらとしてもすぐに戻すことは一貫性に欠ける。」とのことでした。
面会方式を変えたことについて、変更することのメリットが支援者側だけでなく入管側にもあるようには思えない事から、変更した理由についても再度たずねましたが、論理的に納得のいく回答は得られず、議論の土台さえ無く始終話は平行線に終わりました。

全体的に、(2)の衛生と(3)を除いては支援者側の主張について同じ問題意識を持っている、あるいは一定の理解を示している態度であったと言え、こちらが理論立て主張をすればきちんと理論的に応対する、という感じで、支援者に対し聞く耳を持たなかった以前に比べれば状況は変わってきたと言えます。
しかしまだまだ具体的改善の見られないところや、今後も主張していかなくてはならない問題は多く有るので、今後も通常の面会活動にてきちんと状況の聞き取りを進め、対策を立てて申し入れを行う必要があります。

☆街頭情宣

15人と、これまでよりも多くの人が最後の情宣活動に残ってくれました。
市民の反応もよく、回数を重ねるごとに立ち止まって話を聞いてくれる人が増えているように感じました。300枚のビラを20分程度で配り終えることができ、もう少し多くビラを用意しておくべきでした。
街頭情宣でビラを受け取った人が面会に来るということはまだありませんが、少しずつ市民の人にも問題が伝わってきていると思います。地道な活動ですが、今後も続けていきます。
(TRY M)


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(一斉面会に参加された方のみ)

当事者には非常に喜んでもらえたようで、「日ごろ支援してくれている支援者や今回集まってくれた人達に感謝したい。今は我慢しかできないが何とかやっていきたい」
という声が聞かれました。

  • 以前に骨折した人がいるが、それに対して適切な医療が施されていないのがショック。
  • 自分の学んでいる言語がこんなに役立つと思ってなかった。
  • こんな問題がこんな近くにあったのに知らなかった。
  • 国家機関なのに、保証金の額や内部の物価など、被収容者の悩みとなっている問題が生々しすぎる。
  • 被収容者の抱えている不満を肌で感じることができた。
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● 申し入れ

西日本入国管理センター 所長殿

申し入れ書


一、 長期収容者の仮放免について

私達は、別紙の  名の被収容者を貴センターから解放することを求めます。

 なお、私たちは、貴センターの立場(入管法第五章の退去強制手続きに基づき、退去強制の執行のため収容している立場)については十分理解しております。しかし、日本に支えるべき家族がいる者や難民申請者の収容は、当事者たちの人権を著しく侵害する恐れがあるという観点から、私達は本申入れを行なうに至ったことを理解して頂きたいと思います。

 別紙に挙げた被収容者は、@1年以上、あるいは1年近く収容されている長期被収容者、A難民申請者及び難民不認定を不服として訴訟を起こしている者など、将来収容の長期化が予想される者、B日本に配偶者や子供がおり、収容により家族の結合権や家族の基本的な権利が侵されてしまう者、にあたります。私たちは、これらの人々の収容は不適切であると考え、早期の仮放免を求めます。


二、処遇環境の改善について

(1) 医療体制の改善
 昨年12月9日に行った申し入れと同じく、医療体制の改善を申し入れると同時に、前回申し入れ後改善のため具体的にどのような対策を行っておられるかの回答を求めます。

1. 患者に対する医師の説明責任を果たすこと、及び薬の処方箋についての説明文を被収容者に渡すこと。

2. 医療環境の改善のため、貴センターが具体的にどのような対策を講じているかを明示すること。

(2) 食事と生活必需品提供の問題改善

 貴センター内に於いては、その構造上市場原理が働かないため、被収容者達は自ら消費する物資に対し強い不満があっても状況を改善させることは困難です。その事は以下のような問題を引き起こしています。

1. 食事面

 貴センター内にて提供される食事は、内容が単一で、冷たく、量が少なく、被収容者の体調不良を引き起こす要因の一つなっていると考えられます。また、昨年に食事の請負業者が変更されて以降、時間を経るにつれて状況は悪化しています。
 
2. 生活必需品面

 被収容者は貴センター内にて拘禁状態に置かれながらも洗剤、石鹸等生活必需品な物資を自ら調達しなければならない環境にあります。しかし貴センター内で購入できる品物は価格が高く、ただでさえ経済的に苦しい状況にある者、特に身内からの差し入れのない者(難民申請者など)にとっては大きな負担となっています。彼らは同じく余裕のない他の被収容者からの援助や、支援者からの差し入れによってなんとか必需品を確保している状況です。難民申請者を拘禁するというただでさえ国際基準に反した状況で、必要最低限の物資さえまともに与えられないという状況は容認できるものではありません。

 上記のような状況に対し、被収容者の健康と必要最低限の生活を保障するためにも、貴センター内は関連業者に対し適切な指導・監督を行うべきであると私たちは考えます。具体的には、以下の2点について申し入れます。

1. 食事の請負業者に対し、同じ経費でも被収容者の健康を維持する上で適切な量・栄養
のある食事を提供するよう指導すること。また改善が見られない場合には、業者を変更する等の措置も検討すること。

2. 生活必需品の販売価格を市場価格に近い適切なものに維持すること。また、それらを自らの努力によっては得ることが困難な者に対しては、必要最低限の物資の支給を行うこと。

(3) 衛生状況の改善

 貴センターの処遇細則第6章第33条の3(平成16年5月11日改正版)には、『毛布の交換または洗濯は3か月に1回以上とする』等、居室の衛生環境保持のための細かい規則が定められています。それにも関わらず、寝具などが洗濯されずに前使用者の毛髪等がこびりついたまま渡される等、規則通りの処置が行われているのか疑わざるを得ないような状況が多々見受けられます。
 よって、貴センターが、自らが定めた規則を順守し、適切な処遇環境維持に努めることを申し入れます。


三、面会方式を昨年の方式へと戻すこと

 貴センターは本年より、昨年までの受付で一度に複数回の面会申請を受け付ける方式を変更し、一度につき一回の面会のみ受け付ける方式に変更されました。
 貴センターは変更の理由を、「面会は一回につき30分という原則を守るため」、「支援者がたくさん面会することによって被収容者の家族の面会が阻害されるのを防ぐため」、「他の支援者からの要望があったため」、等とされました。
  1.  被収容者の家族の面会が疎外された事実について明らかにしてもらいたい。
  2.  「他の支援者からの要望があったため」と言うが、そのような事実は確認できませんでした。どの支援者からどのように要望があったのかついて明らかにしてもらいたい。
私たちは以下の理由から、それら理由は理にかなっていない、あるいはそれら理由があっても以前の面会方式の方がより適切であると考えます。
 まず、現行の制度は貴センターの現状に即していません。数ヶ月間支援者が観察した限りでは、面会申請者が多い他のセンターとは異なり、貴センターの面会待ち合い室は人が少なく、面会室が満室になることもありません。よって、支援者の複数の面会により被収容者の家族が悪影響を被るとは考えにくく、また万が一そのような事態が発生した際には、支援者側が当事者の面会を優先させ面会の順序を譲るなど、柔軟な対応ができます。
 また、現行の制度で複数回面会をする場合には、一度面会した後に再度面会室から出て一から同じ申請をし直すため職員の業務も不必要に煩雑となり、貴センターの業務の非効率をも招いています。
 そして、私たちは被収容者の心の支えとなるため、彼らの人権を保護するため、彼らを社会に適応させるため、貴センターでは行うことが困難である活動を行っています。それら活動が効果を挙げ、被収容者を利していることはいうまでもありません。
 以上の理由により、改めて面会方式を昨年の方式に戻すことを申し入れます。


以上
2009年2月12日


RAFIQ(在日難民との共生ネットワーク)
西日本入管センターを考える会
アムネスティ・インターナショナル大阪難民チーム
日中友好雄鷹会大阪府本部
TRY(外国人労働者・難民と共に歩む会)

※ 原文の丸付数字を括弧数字等に変換してあります。

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● 2/12「西日本入管一斉面会」のお知らせ

参加希望の方は、 rafiqtomodati@yahoo.co.jp までその旨お知らせください。
  • 途中参加、途中退出できます。
  • 面会を希望される方は、身分証明書(学生証、免許証、健康保険証など。社員証等は不可のようです)を準備してください。
  • 面会時には筆記具持ち込みはOKですが、携帯電話、カメラ類は持ち込めません。職員が指示するコインロッカーに入れてください。

2月12日茨木入管にて、被収容者との一斉面会に参加しませんか?


  居心地のよい収容施設に!
  収容すべきでない人の仮放免を!

(入国管理センター(入管)とは?)

 大阪府茨木市に、出入国管理局西日本入国管理センターという外国人収容所があることを知っていますか?
 ここには入管法違反と判断された外国人が収容され、母国へ強制送還されようとしているのですが、その中には日本に家族がいる人・難民もいます。
このような施設があることは、ほとんどの日本人が知りません。
外界から閉ざされた密室のなかで外国人に対し国家権力が行使される、そのような環境では、容易に非人間的な行為が行われてしまいます。


(私たちが取り組んでいる入管の問題)

1.難民の不当収容、家族の結合権の侵害

 難民申請者の方達が日本で在留資格を得るためには、自分が難民であることを自身で立証し、難民認定を受けなければなりません。
しかし、支援者は弁護士との連絡も著しく制限され、証拠資料を集めるために動くこともできない状態、それができず、公正な審査を受けることもままならないのが現状です。
 また、真正な夫婦が日本で共に暮らすことが許されず、家族が強制送還によって引き裂かれようとしています。
家族を引き裂くという当事者にとって取り返しのつかない事を、国家権力が行って良いのでしょうか。
 他にも、中国帰国者の家族等、一般の外国人と同様に扱うべきでない人も収容されています。
 私たちは、彼らが祖国に安全に帰れるまで日本にいられるように、また、愛する家族と暮らせるように、入管への面会活動等を支援しています。


2.劣悪な処遇環境


収容施設の処遇環境は劣悪なものです。様々な国籍・民族・宗教の人たちが収容によって時間感覚・空間感覚が奪われてしまいます。
部屋は、一人分のスペースが一畳分しかなく、外の景色も見えません。運動施設はあれども四方が4mの壁で囲まれているので閉塞感があり、居室から運動施設やホールに出ることも時間が制限されています。温水シャワーを毎日浴びることも許されません。
施設の環境や長期収容により体調を崩す被収容者は後を絶ちませんが、人間の最後の拠り所であるはずの医療も劣悪です。「治療するため」でなく「収容を正当化させるため」の医療であるため、適切な診療は行われていません。
私たちは、少しずつでもこれらの処遇環境が改善されるように入管に対して申し入れをしています。


処遇改善を要求し被収容者にとって居心地のよい収容施設にしていくため、難民申請者や日本に家族がいる人など収容すべきでない人たちの仮放免を実現するために、今回の一斉面会があります。
一人でも多くの人がこの問題を知っていくことで、入管の人権侵害を見張ること、収容されている外国人・難民を支えること、そのために一斉面会で行動を起こすことが問題の解決につながります。一歩ずつではありますが、その積み重ねが大きな力となります。
ぜひいっしょに一斉面会に参加してみませんか?

※参加される方は必ず事前の連絡をお願いします。部分参加も可能です。

※参加費:資料代として100円を当日集めさせていただきます。

主催:入管問題かんさい支援ネットワーク


[ 日程] 平成21年2月12日(木)
12:45 西日本入管集合
※場所がわからない人は別途集合場所を伝えますので連絡をお願いします。
13:00 打ち合わせ
13:30 一斉面会・申し入れ
15:00 グループ集約・全体集約
16:30 街頭情宣(阪急茨木市駅前)
17:00 集約・解散


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皆さんは難民申請者が大阪府茨木市にある西日本入国管理センターに
収容されていることをご存知ですか?
現在、スリランカ人、ビルマ(ミャンマー)人などが収容されています。
日本は難民条約を批准しているにもかかわらず、難民を受け入れようとしていません。
明確な理由なく1年以上収容されている人もいます。
刑務所と同じような長期収容の中で、自殺未遂・人権侵害なども起こっています。
同じ人間として難民のことを一緒に考えてみませんか?
★カンパをお願いします。
活動に賛同してくださる方はぜひともカンパをお願いいたします。
郵便口座 店名:四三八 店番:438
口座番号:6677668
口座名義:RAFIQ

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